Archive for 2009年12月29日 火曜日
Allieのいない年越し
「楽・悲・落・喜」今年を表すとこんな感じ。でも一文字だと「悲」。そう、ホントどこ行くにも一緒だったAllieが亡くなったから。組織球性肉腫。憎い。
Allieはこの夏亡くなった女の子のドーベルマン。いつも一緒だった。5歳だった。たったの。今まで生きてきた中で一番悲しいくらいの出来事。息が出来なくなるくらい泣いた。2日間冷たい手をずっと握ってた。話しかけながら。もう応えてはくれないのに。自分がそんな風に泣ける人間だと思ってもいなかった。
病院で「今晩がヤマです」と言われた日。帰る途中、いつも遊びにきてた駒沢公園の横。それまで静かだったのに起き上がろうとする。首だってもう支えられないほど弱っていたのに。大好きな匂い? 涙が出てきた。そのあとはずっと励ましながら。ウチの近くにさしかかると、また一生懸命起き上がろうと。もうすぐだからね。もう涙でまともに前なんか見えてなかった・・・。
安心してしまったのか、亡くなったのはウチについてすぐだった。僕の腕の中で・・・。ありがとうAllie。
生活の中心が無くなってしまった。1日1日が無限に思えるほど長い日が続いた。
そしてAliceが来た。Allieの妹(正確には父親が同じ)が産んだ子。そして一緒に生まれた6頭中で唯一のレッドの女の子。Allieと同じ。神様、なぜ?
本当は、Allieのことは触れないつもりだったけど今日だけ。パンが好きでいつも二人で半分ずつ食べた。今でも大好きだったパンを毎日必ず買ってる。今は一人で食べるからちょっと太った。クルマに乗るのも大好きだった。乗り換えたAstroにはじめて乗ったとき、何となく落ち着かない感じでキョロキョロしてた。「今度からこのクルマでいろんなとこ行こうね」って言ったのに。仕事中はいつも足下。上目遣いでこっちをみながら。声をかけられるのをずっと待ってた。今も待ってる。天国できっと。僕が行くのを。そんな話しをどっかで聞いた。待たせてばっかでゴメン。亡くなってからも変わらない朝晩の「おはよう、アリー」「おやすみ、アリー」。それがタイトル。
同じところに住んで、同じようにドーベルがいて、同じクルマがある。同じように見えるけど、大きく違う今年の年末。あらためて、今までありがとう、Allie。そして、これからよろしく、Alice。
最近のコメントはありません