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お揃い
一昨日、ホント久しぶりに髪を切りに行ってきた。もちろん僕の。Aliceはトリミングの必要ないもんね。久しぶりにカットとカラー。何でこんなハナシするかって言うとね。実は3年くらい前からこだわってることがある。・・・偉そうにこだわりって言うほどのコトじゃないんだけどさ。それは・・・。
犬とお揃いの髪色!!
つまりAlice(以前はAllie)の毛色と同じ髪の色! 嘲笑われようがバカにされようがいいんだもんね。自分が満足してんだから。それで楽しいんだから。自分も最初は「俺ってアホウ」って思ってたんだから。
もとはいえば前に髪切りに行ってたとこが発端。そこはアメ車仲間がやってたとこ。ウチの店、犬連れのお客多いよ、って言ってたから。だから東京から車飛ばして横浜まで行った。Allieと一緒にね。で、以前からカラーは入れてたんで同じように頼んで。「色はどうします」って聞かれたから。とっさに「Allieと一緒の色に!」って。目に入ったんだよね。横で待ってたAllieが。
さすがに呆れてたけどさ。「マジで?」って。それまではカラー入れてたって言ってもかなりダークなブラウン。結構明るくなるよって。でもドーベルのレッドカラーっても赤い色じゃないから。以来ずっと。
でも去年Allieが亡くなってから髪も切りに行かなくなってた。だから伸び放題。後ろなんかまとめて結べるくらいだったし。常に視界に前髪入ってたし。もう、うっとうしくってガマンできなくなってた。色だってもとに戻っちゃってたしね。前に髪切ったの去年の8月くらいだったから約10ヶ月ぶり。
でもさ、やっぱり嬉しい。おんなじ毛色。レッドのドーベルだったからお揃いって言えるし。まぁ、Aliceはそんなの分かってるわけないけど。自己満足ですね、コレは。(←究極の親バカです、コレは)
受け継がれたスカジャン
ここんとこ天気が悪かったりで夜の散歩を休んでた。今日は暖かかったので再開しようと。そう思ったもののちょっと迷いが。Aliceの服。どんどん着れなくなって、先日頂いたのもかなりキツくて動きにくそう。かといって服着せないのもちょっとなぁ。昼はともかく夜はまだ寒いかもなぁ・・・と。
玄関先でしばし考え込んだその時。目に入ってきたもの。いなくなってからもずっと玄関に掛けてあったAllieのスカジャン。もしかしたら着れるかな? Allieにはちょっと小さめだったからな。
着せてみると、いいじゃん。ちょっと腕んとことか胸回りなんかがブカブカだけど。ぜんぜんOK。もともとAllieってドーベルマンとしては小柄だったし。
このスカジャン、AllieへのX’masプレゼント。1歳半の時だったか。それから4年間、ずっと着てた。襟元とか袖口なんかノビきっちゃってるし。それなりに多少擦れたあとはあるけど。穴とか破れなんかもないし。そう考えるとモノ持ちもよかった。
それになによりも僕が気に入ってたから。僕も同じようにスカジャン着て(もちろん色とか柄は違ってたけど)一緒に歩いたりもしたっけ。
着始めはちょっと勝手が違う風だったAlice。外に出ちゃえばもう普通。久しぶりの夜散歩。公園では花見客を避けて奥まったトコのやや暗い広場へ。一緒に走ったりしてると以前の記憶が重なってくる・・・。ちょっとセンチになったりして。
主のいなかったスカジャン。また新たな持ち主に着られて少しサテンの輝きも増したようだ。でもしばらく着れてもまた小さくなっちゃいそうだなぁ、このスカジャンも。それまでは大切に着ろよ、Alice。きっとおまえを見守ってくれるから。
・・・もう半年・・・と3日
3月20日。Allieが亡くなったのが昨年の9月20日。ちょうど半年が過ぎた。もう? という感覚と、まだ? という感覚が入り交じったような不思議な気持ち。Aliceの嘔吐騒動で3日遅れになっちゃったけど。
今でも毎日欠かさないAllieの好きだったパンのお供え。今日はその中でも一番好きだったバームクーヘン。ホントこの匂いだけでダラダラヨダレ垂らして。そんなときのまん丸い眼差しが好きだった。
でも毎日の「おはよう」「おやすみ」。最近なにげなく「おはよう、Alice」とか言ってしまう。もちろんすぐ気付くんだけど。「ゴメン間違った」って。似たような名前にしちゃったからな。ただAliceが来たばっかりの頃は間違い方も逆だったのに。これが時間の流れなんだ。Allieのことを忘れるなんて間違っても出来ないんだけど。少しずつ記憶の奥底、穏やかな気持ちの中にしまわれていくっていうか。なぜか普段は騒々しいAliceも僕がAllieの前にいるときだけは大人しくて。いつも首を傾げながら様子を見てる。
AllieとAlice。犬種も性別も毛色すら一緒だし血も繫がってるんだから似てくるのは当然だけど。やっぱりキャラクターは違う。Allieは小さい頃も比較的大人しかった。それに辛抱強くて。その割に強情。しつけのトレーナーさんもサジ投げかけたほど。Aliceは正反対な感じがする。いまのところはね。
そんなAllieのことを話す機会がちょっと増えてる。Aliceの散歩で前も挨拶してた人たちとまた会うようになったから。「あれっ、久しぶりですね」なんて。で、なぁんとなく気付く。連れてる犬がちょっと違う。小さくなったって。自然と話しはAllieのことに。そうだ、Allieのおかげでいろんな人と話す機会も増えた。犬の散歩してる人や話しかけてくる子供たち。近所の人、公園管理の人。
半年が過ぎてAllieの記憶は確かに懐かしさに変わってきた。だから思い出すのは一緒にいて楽しかったことがほとんど。そして記憶の中で変わらないもの。あの真っ直ぐに僕に向けられてたまん丸な瞳。
胃液に血が・・・(前編)
3日ほど前の朝。Aliceの嘔吐の音で目が覚めた。「うげーっ、げぼっ!」と。吐いたのは茶色の液状物。未消化物はなかった。いつものことだろう、お腹空いたときの。と、すぐに起きて食事にした。
翌日の早朝。また嘔吐の音。時計を見ると4時半。今度は未消化の肉が混じってる。ちょっと変か? ウチに来て3ヶ月半、こんなの初めてだ。Allieはちょくちょく食べたものを吐いたりしてた。空腹時にゲーゲーいうことも毎度のことだった。なんで前日はそれほど気にしてなかったけど・・・。
様子を見てるとまた吐いた。今度は胃液だけ。それが30分おきくらいに2時間ほど続いた。
朝、病院に連絡。相談して少量のおかゆを与えてみた。食欲はある。元気もいつも通り。食べたおかゆを吐きもどす様子もない。便もちょっと軟らかいくらいで普通。午後から病院へ。正直一番心配だったのは、隠れてなんか飲み込んだンじゃないかってこと。経過説明後、レントゲンを。異常ナシ。モノによっては映らないことがあるらしいから完全に大丈夫とは言えないけど。でも固いモノや胃や腸に詰まるようなモノはなさそう。整腸剤でまた様子を見てみることに。この日はおかゆに少量の肉を混ぜた食事。早めに休ませた。
翌朝。2日間続いた嘔吐がなかったので軽めにいつもの生肉。しばらく落ち着いてたので安心し始めた矢先、また吐きもどした。そのまま午後まで様子見。嘔吐もないのでおかゆに少しドライフードを混ぜて食べさせた。食欲はあるんだよなぁ。おかゆだと大丈夫みたいだし。胃腸がややお疲れ気味なんだろうか。
いつものダイスカットの肉をしばらく消化のいいミンチに変えてみようと考えて100CLUBへ。小一時間ほど話しをしてると遊んでたAliceがまた吐きはじめた。
!!胃液に少し血が混じってる!!
To be continued on a next post …
梅の季節
寒い日が続くこのごろ。Aliceと一緒の公園で。きれいに梅の花が咲いてた。そんなの忘れかけてた。
去年の夏、Allieが亡くなってからパッタリと外を出歩かなくなった。ホントにパッタリと。必要に迫られての外出。だから目に入る景色はアスファルトとコンクリートの街並み。そこにあったはずの街路樹さえ目に入っていない、暑いと寒いだけの季節感。僕の中での季節感は去年の夏からなくなっていた。
半年前。Allieと一緒だった頃。毎日季節の変化を感じてた。咲き誇る花々が季節ごとに変わる。木々の緑も少しずつ色を変えていく。それらから薫るいろいろな匂い。木々を飛び回る鳥たちの鳴き声—カラスの多さがたまにキズだったけど。もちろん生き物だけじゃない。同じ道、同じ時間に歩く影の長さ。空気の濃さ。これらすべてが季節だった。
以前の僕はといえば本当に毎日仕事ばかりの生活。週の睡眠時間だって指折り数えても両手で余るぐらい。そんなのがザラ。そんなのを就職してからずっと続けてた。だから季節ってほとんど挨拶とテレビの中だけのもの。そう、Allieと会う前までは。
Allieと一緒になって少しずつ、ホントに少しずついろんなコトに気付くようになった。新鮮で気持ちのいい驚きの毎日。朝晩2時間ずつの散歩。周りからは「大変でしょう」とか言われてたけど、全然そんなことなかった。むしろ一緒に散歩するのが楽しかった・・・。
Aliceと歩く公園。そんな感覚がワッと蘇ってきた。あぁ、もうこんな季節。寒かった冬ももうすぐ終わりだ。暦ではまだ2月が始まったばかりだけど。そんな忘れかけてた感覚。Allieが教えてくれた感覚。そして、Aliceが思い出させてくれた感覚。
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