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Allieのいない年越し
「楽・悲・落・喜」今年を表すとこんな感じ。でも一文字だと「悲」。そう、ホントどこ行くにも一緒だったAllieが亡くなったから。組織球性肉腫。憎い。
Allieはこの夏亡くなった女の子のドーベルマン。いつも一緒だった。5歳だった。たったの。今まで生きてきた中で一番悲しいくらいの出来事。息が出来なくなるくらい泣いた。2日間冷たい手をずっと握ってた。話しかけながら。もう応えてはくれないのに。自分がそんな風に泣ける人間だと思ってもいなかった。
病院で「今晩がヤマです」と言われた日。帰る途中、いつも遊びにきてた駒沢公園の横。それまで静かだったのに起き上がろうとする。首だってもう支えられないほど弱っていたのに。大好きな匂い? 涙が出てきた。そのあとはずっと励ましながら。ウチの近くにさしかかると、また一生懸命起き上がろうと。もうすぐだからね。もう涙でまともに前なんか見えてなかった・・・。
安心してしまったのか、亡くなったのはウチについてすぐだった。僕の腕の中で・・・。ありがとうAllie。
生活の中心が無くなってしまった。1日1日が無限に思えるほど長い日が続いた。
そしてAliceが来た。Allieの妹(正確には父親が同じ)が産んだ子。そして一緒に生まれた6頭中で唯一のレッドの女の子。Allieと同じ。神様、なぜ?
本当は、Allieのことは触れないつもりだったけど今日だけ。パンが好きでいつも二人で半分ずつ食べた。今でも大好きだったパンを毎日必ず買ってる。今は一人で食べるからちょっと太った。クルマに乗るのも大好きだった。乗り換えたAstroにはじめて乗ったとき、何となく落ち着かない感じでキョロキョロしてた。「今度からこのクルマでいろんなとこ行こうね」って言ったのに。仕事中はいつも足下。上目遣いでこっちをみながら。声をかけられるのをずっと待ってた。今も待ってる。天国できっと。僕が行くのを。そんな話しをどっかで聞いた。待たせてばっかでゴメン。亡くなってからも変わらない朝晩の「おはよう、アリー」「おやすみ、アリー」。それがタイトル。
同じところに住んで、同じようにドーベルがいて、同じクルマがある。同じように見えるけど、大きく違う今年の年末。あらためて、今までありがとう、Allie。そして、これからよろしく、Alice。
子犬がやってくる!
子犬がやってくる日程が決まった。
来週の月曜日、九州から飛行機に乗ってくる。一昨日Oさんと電話で相談。お互いの日程のちょうどいいのが月曜日ということで・・・。実はOさん、陶磁器で有名な九州は佐賀県伊万里。ちょっとクルマで簡単にというには躊躇する距離。ていうか最初はそのつもりだったけど、さすがに片道12時間以上。いくらこまめに休憩をとったとしても、からだへの負担が大きいと考えて断念(あ、もちろん子犬のからだ)。本当のところ飛行機はもっと不安だった。飛行機の場合、犬は貨物室。ここのところ特に寒くなってきてるので、機内が寒いんじゃないかと。やっぱその辺はOさんも察してて「大丈夫。犬のいるところも、人のいるところとほぼ同じ室温らしいから」と。なので月曜日は羽田までお迎えに。
まだまだ先って気がしてたから、いままであんまり現実感がなかった。でも実際に日にちが決まってみると・・・結構そわそわ。やっぱ落ち着かない。まだ生まれて1ヶ月半。上の写真の子よりちっちゃい。話を聞いてるとやんちゃらしいし(女の子なのに)。
とにかく、いよいよ。
犬を飼おう!
ドーベルマンで女の子、毛色は一緒に生まれた中で唯一のレッドタン。
思えばこの夏、いつも一緒だった犬が亡くなって辛くガックリきていた。外へ出歩くことも全くなくなって、家にこもって毎日ボ〜ッとしていた。よほどひどい感じに見えたのか、周りにも結構心配をかけてしまったみたいだった。そんな中、以前もお世話になったブリーダー、Oさんから「近いうちに生まれるよ」と言われた。
その知らせがきっかけでいろんなことを振り返ってみた。やっぱり仕事もあるから、いつもかまってあげられる訳じゃない。留守番とかでも寂しい思いはさせたくないし、しつけとかもまた大変だろうし。もちろん、大変なことばかりじゃなくて楽しいことはもっといっぱいあるのはわかりきってたけど・・・。だけどイマイチ素直に決める気持ちにはなれなかった。
Oさんも気にかけてくれてて、ムービーやら写真やら送ってくれた。生まれた翌日には母親のミルクを一生懸命飲んでいる様子。先週は、まだ目も開ききってないけど少し大きくなって元気に泣いていた。もうそろそろ生まれて1ヶ月になるので、目もしっかりと開いて歩きはじめている頃だと思う。結局、いろんなことを考えたけど、やっぱりこれも縁かな、と思って譲ってもらうことに決めた。
その話をすると、みんなが「それがいいよ」といってくれた。まだそれでいいのか少し迷っている自分もいるけど前向きに考えることにした。
子犬がウチにくるのはまだ少し先だけど、それまでにちゃんと準備をしなくちゃ。そうそう、名前も考えておかないと。
そんなことを考えはじめたら、少し楽しい気持ちになってきた。
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