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桜の終わり
昨日の夜散歩。日曜ってこともあったけど。花見の人もなくいつもの静けさが戻ってる。桜の木を見上げてみる。もうすでにすっかり葉桜。残ってる花よりも新しい葉っぱの方が多くなってる。ほんの2〜3日前までは満開の桜だったような気もするのに。
昼間もちょっと出掛けたんだけど。クルマで走ってたら道路に桜の花びらが舞ってた。さながら桜吹雪の中を走ってたよう。
奥まったトコの広場。一面に桜の花びらが。いつもより明るく感じるほど。さながら桜の絨毯みたい(geronimoさん、べつにパクったわけでは・・・ホントにそう思ったんで、信じて!)。この場所の桜って1本くらいしかなかったのに。それがこれだけの花を付けてたとはってちょっと感動。桜が終わるといよいよ新緑の季節。
傍らのAliceは全く無関心。匂い嗅ぎにいそしんでる。風景が少し違うことに気付かないのか? 匂いだって違うだろ。って、そうだ。匂いが違うんだ。Aliceにとっては風景よりそっちの方が重要なんだよな。
夜桜が綺麗
日課のAliceの夜散歩。だいたい1時間ちょっと歩くんだけど。人通りの少ない道を選んで歩く。そのせいかAliceも昼に比べると落ち着いて歩いてくれる。あまりキョロキョロせずにね。
いつもの公園も人がほとんどいないし。昼間だと子供たちや散歩してる人もいっぱいだから。
そんなだから夜はAliceを自由に走らせちゃう(良識ある大人は真似してはいけません)。といいつつ、人が来そうなとこでは当然つないでるし。まだそんなに離れちゃったりもないし。呼べば何事かと一目散に戻ってくる。今はまだね。
Aliceだって匂い嗅いでてもときどき頭を上げて僕がいるのを確認するし。たまに木陰に隠れたりして。そっと覗いてると。気付いたAlice。焦ってるのがありありと分かる。すぐ出てくけどね。パニクってとんでもない方向に走ってっちゃったら困るもんね。で、そんな時は体当たりしてくる。「ビックリしたじゃん」みたいな感じで。
今の時期、至る所に桜が花を咲かせてる。公園の桜は花見の人たちでゆっくり見る気になれないけど。近くのテニスコート脇にある桜。3、4本しかないんだけど結構キレイ。特に夜はナイターの水銀灯に照らされてちょっとしたライトアップ気分。マンションとかフェンスとかなければもっといいんだけどね。
そんな夜桜に見とれつつ。ふとAliceを見ると落ちてる桜の花を食ってるし。・・・情緒のないヤツ。
ニューアイテム
ちゃんと撮れてる? なんか心配だなぁ〜。ちょっと見せて。アレッ? 何コレ。しかめっ面してるじゃない。もっとキレイに可愛く撮ってよ。せっかく新しいカメラだってのに。だいたい公園来るなり真っ先に桜なんか撮っちゃって。何のためのカメラなわけ?
分かってる? そのカメラ。アタシのなんだから。撮らしてあげてんだから。そこんとこ誤解してない? どうせ腕もセンスもないんだから。カメラで補ってもらわないと。せっかくの可愛い被写体がもったいないでしょ。(←自分でいうか、普通?)
くそ〜。言いたい放題。そうだよ。写真の腕なんてまったくないよ。センスなんてもっとないよ。分かってるじゃん。だったら少しじっとしてれば? キョロキョロしてばっかでさ。カメラ目線ぐらいしなよ。カメラ向けたときくらいさ。可愛く撮ってもらいたいなら協力してくんなきゃ。
今まで使ってたのがSANYOのXactiってビデオカメラ。ビデオとしては使い易かったけど。最近ちょっと不満気味。AFが遅い。Aliceって落ち着きなくて、ピントが合ったときにはもうそこにいない。
で、カメラ欲しいなーって言ってたら、プレゼントしてもらっちゃった。Aliceにって(←ここがちょっと悔しい)。頂いたのがNikonのS6000ってデジカメ。とにかく小さくて簡単なヤツ! って言ったらこれが来た。さすがに小さい。名刺とほぼ同サイズ。でも案外厚みはある。ほか知らないから。今はこんなモン?
ちょっと使ってみた感想。あくまで前のビデオカメラとの比較だけど。さすがにフォーカスは早い。暗いとこでもそれなりに写る。さらに連写や動画機能まで(今やそれが普通らしい)。肝心の画質は思ってたほどじゃないかも。もちろん前よりいいんだけど。ホントはもう劇的にキレイだと思ってた。最近のデジカメって。かなり前の一眼デジカメを持ってるけど。そっちの画質の方がシャープで繊細で僕好み。ただ持ち歩くには不便だし。壊れてんのか、なんか調子悪い。
あとで気が付いたことだけど。高画質モードってのがあるって説明書に書いてある。今度試してみようっと(やっぱ説明書ってちゃんと読まないとダメ)。
それで結論。写真ってセンスかな、と。Aliceゴメンね。カメラじゃ補えないみたいだよ。
梅の季節
寒い日が続くこのごろ。Aliceと一緒の公園で。きれいに梅の花が咲いてた。そんなの忘れかけてた。
去年の夏、Allieが亡くなってからパッタリと外を出歩かなくなった。ホントにパッタリと。必要に迫られての外出。だから目に入る景色はアスファルトとコンクリートの街並み。そこにあったはずの街路樹さえ目に入っていない、暑いと寒いだけの季節感。僕の中での季節感は去年の夏からなくなっていた。
半年前。Allieと一緒だった頃。毎日季節の変化を感じてた。咲き誇る花々が季節ごとに変わる。木々の緑も少しずつ色を変えていく。それらから薫るいろいろな匂い。木々を飛び回る鳥たちの鳴き声—カラスの多さがたまにキズだったけど。もちろん生き物だけじゃない。同じ道、同じ時間に歩く影の長さ。空気の濃さ。これらすべてが季節だった。
以前の僕はといえば本当に毎日仕事ばかりの生活。週の睡眠時間だって指折り数えても両手で余るぐらい。そんなのがザラ。そんなのを就職してからずっと続けてた。だから季節ってほとんど挨拶とテレビの中だけのもの。そう、Allieと会う前までは。
Allieと一緒になって少しずつ、ホントに少しずついろんなコトに気付くようになった。新鮮で気持ちのいい驚きの毎日。朝晩2時間ずつの散歩。周りからは「大変でしょう」とか言われてたけど、全然そんなことなかった。むしろ一緒に散歩するのが楽しかった・・・。
Aliceと歩く公園。そんな感覚がワッと蘇ってきた。あぁ、もうこんな季節。寒かった冬ももうすぐ終わりだ。暦ではまだ2月が始まったばかりだけど。そんな忘れかけてた感覚。Allieが教えてくれた感覚。そして、Aliceが思い出させてくれた感覚。
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